ケミナプから布ナプへ、そして終生ケミナプ

ケミナプって誰がそんな言葉つかってるんだ、と思いながら使いました。

主に、一般的な化学繊維を使用したどこにいても手に入れることのできる生理用ナプキンのことをケミカルナプキン、と呼称している方々がいらっしゃるようです。

 

すみません、使っていました。10年前くらいに言葉に発していました。

 

インターネットをまだまだ正しく使うことができなかった頃のお話です。可愛らしいです。

ケミカルなナプキンは股を、身体を、冷やしてしまいます!!キャアアアアアア

冷えると健康を損ない…もういいですか。経皮毒がどうとかももうお腹がいっぱいですね。

 

オーガニック食品や、日用雑貨を取り扱う小さなショップが近所にあり、気軽に行けた環境も相まって、布ナプキンを入手することに成功。

早速使用。

使用経験のある方ならご存じだとは思うんですが、理想と現実はあまりにも剥離しています。

まず、ふつうに冷えます。布ナプキン

なぜなら、経血を吸収しきれずに布の表面が湿ります。湿った部分が身体に接地しています。もういちいち説明なんていらないよな。なんなら不快極まりないです。臭うし。

そして吸水ポリマーなど一切ないただの布なので、モレます。モレまくります。

お外にいたら大惨事です。椅子に座って立ち上がろうものならもう…。一生忘れません。

 

そして極めつけは、洗濯です。

正直1回使用したら元の状態に戻せません。相手は経血ですよ。

手洗いしたり、つけ置いたり、もう手間で手間で書いてて頭くらくらしてきました。

素人の洗濯した布ナプキン陰部に当てるって行為、結構デンジャラスだと思いませんか。滅菌とかしてないんですよ?そんな機器持ってるわけないでしょ?衛生的に大丈夫?

ごみ減量化、環境に配慮!とか耳に心地の良いメッセージ、現実は排水を真っ赤に汚染し、大量の水を使用してまた使える状態に復旧するのです。

 

使うまでわからなかった、想像が及ばなかった自分がおろかだったと今でも反省しています。布ナプキンの悪口ばかりになってしまった。。布ナプキンは悪くないですね。自分との相性が良くなかったのです。布ナプキンを使いこなせるほどの能力がわたしには無かった、という話です。

 

そのような時期を経て、今はもうケミナプに終生お世話になるつもりでいます。

ケミナプなんて言わずに、ふつうに使い捨てナプキンと呼びましょうか。

使い捨てナプキンは値段がピンキリでやっすいお得大容量パック売りのものから機能性に特化したそこそこのお値段の商品まで幅広いラインナップがあります。

 

最近発見したのですが、スポーツ用なんて商品もあるんですね。助かるわあって人たくさんいるんじゃないかな。

また、素材も選択肢が増えてきて、化学繊維以外にコットンだったり、100%オーガニックコットンなんて製品も、どこでも買えるようになってきて嬉しいです。

確かに、デリケートな皮膚に触れるものはなるべく自然由来のものが良い、と望む気持ち、理解できます。

パッケージもピンク一色ーって雰囲気から変わってきましたしね。男性店員のレジに持っていくの抵抗あるなあ、って気持ちにだいぶ寄り添ってくれるようになったりして。

ナプキン業界の発展、まだまだ目が離せません。

(逆になんで最近までなかったんだろうなああとも思いますが。その話は今日はしません。)

 

人に歴史あり、ナプキンに歴史あり。